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脱衣所や洗面所をリノベーション!プロおすすめの工夫ポイントも紹介

2025年4月22日(火)

リノベーションは、破損や劣化した設備などを新しくするだけでなく、ライフスタイルや好みに合わせて空間を新しく生まれ変わらせることができます。リノベーションでは、水回りの工事をする方が多い傾向にありますが、脱衣所や洗面所も依頼の多い場所です。

 

本記事では、脱衣所や洗面所のリノベーションについての基本やアイデアを解説します。また、デザインや空間づくりだけでなく、設備の導入事例も紹介しているため、リノベーションを検討する際の参考にしてみてください。

リノベーションとは

リノベーションと似た言葉にリフォームがあります。「リフォームは聞いたことがあるけれど、リノベーションは何が違うの?」と思う人も少なくないでしょう。そこで、まずはリノベーションとはどのようなものか解説します。

 

まず、リフォームは老朽化した建物やお家の設備を元に戻すという意味です。例えば「洗面所の洗面台が割れてしまって使えない」「お風呂が老朽化しているから取り替える」などはリフォームにあたります。

 

一方でリノベーションは、リフォームと同様に老朽化した家や設備を新しくする意味もありますが、取り替えるだけでなく、今以上に機能性やデザイン性を高めつつきれいにすることをいいます。

 

大規模な工事では、家のベースだけ残して壁を取り払い、新しい間取りや内装に変更しつつ、新たな空間をつくることも可能です。また、洗面所だけ、キッチンだけのように部分的に工事することもできます。

お家の気になるところをリノベーション

あるリフォーム会社が実施したリノベーションに関する調査によると、お家のなかで部分的にリノベーションしたいと思う場所は次の通りでした。

 

1位:浴室

2位:キッチン

3位:トイレ

4位:リビング

5位:脱衣所・洗面所

 

上記のように多くの人が水回りを中心にリノベーションをしたいと考えていることがわかります。なお、今回詳しく解説する脱衣所・洗面所に関しては「収納が少ない」「狭い」「掃除がしにくい」などの理由でリノベーションを希望する人が多くいました。

 

以下では、ランキングにも入っている脱衣所・洗面所スペースのリノベーションについて、詳しく解説していきます。

脱衣所・洗面所リノベーションの基本アイディア

脱衣所や洗面所が古くなってきたと感じた際、リフォームでも洗面台の交換や、収納の増設、間仕切り壁の設置ができます。しかし、リノベーションでは、より柔軟にデザインを一新しながら、内装を変えたり広くしたりすることも可能です。リノベーションで実現できる内容は主に次の設備です。

洗面台

洗面ボウルや水栓、収納スペースなどがセットになっている既製品の洗面台に変更するだけでなく、用途やデザインの希望に合わせて造作洗面台を設置するのもリノベーションならではです。

 

希望のイメージをもとに、洗面ボウルや蛇口などをチョイスしておしゃれな洗面台、使いやすい広々とした洗面台などをつくりあげます。広めのカウンターを設置すれば、子どもと並んで利用しやすい洗面台にもなります。

照明

洗面台と同様に照明も好みのデザインのものに変更してみましょう。デザインを重視しつつ、使い勝手も良くしたい場合は、自然な昼白色のライトがおすすめですが、色味を変えられるライトを選んでおけば、おしゃれな雰囲気にマッチした色あいも楽しめるようになります。

床や壁

脱衣所や洗面所は、浴室とつながっていることも多く、湿気のダメージを受けて、お家の他の箇所よりも痛みやすいとされています。そのため、洗面台などの設備を変えるだけでなく、床や壁も取り替えてみてはいかがでしょうか。色やデザインにこだわった床や壁にすれば、洗面台とのバランスも取れて空間がよりおしゃれになるでしょう。

 

また、デザインを重視するだけでなく、防カビ素材など機能性の高い素材を選び、日頃のメンテナンスや劣化対策に特化した床や壁にすることも可能です。

収納スペース

脱衣場や洗面所は、タオルや洗濯物、洗濯や浴室で使用する洗剤やシャンプーなどの備品を収納することが多く、物が溢れかえってしまっているのがお悩みの方も多いのではないでしょうか。また、家族が増えればそれだけ必要なものが増えるため、収納スペースが足りなくなってきたと感じている方も少なくないでしょう。

 

リノベーションでは、工夫次第で収納スペースの拡充も可能です。また、脱衣所・洗面所周りのデッドスペースを利用したり、隣接する浴室と一緒にリノベーションしたりすることで、空間自体を広くすることもできます。

狭いスペースを広く見せる設計テクニック

脱衣所や洗面所をリノベーションしたい理由のなかに「狭さをなんとかしたい」というものがありました。リノベーションは、リフォームと異なり、壁を取り払って間取りごと変えられるのも大きな特徴ではありますが、そこまで大規模な工事はできないという方も少なくないでしょう。

 

そこで、脱衣所や洗面所をリノベーションする際、その限られたスペースをどのようにすれば空間を広く見せられるかを解説します。

快適な空間を作るための色選びと配色

空間を広く見せるには、暗い色よりも明るい色がおすすめです。ホワイトやアイボリー、ベージュなどの色は膨張色といわれており、広く見せたり大きく見せたりしたいときにおすすめのカラーです。

 

また、これらのカラー以外を使う際には、明度と彩度に気をつけてみるとよいでしょう。ちなみに明度とは色の明るさのことで、彩度とは色の鮮やかさのことです。

 

同じ色でも明度が高く、明るい壁紙の部屋は実際より広く感じます。一方で、明度が低い濃い色の部屋は狭く感じてしまいます。彩度にも同様のことがいえるため、色選びの際には、デザインのほかにこれらのことも意識してみてください。

鏡やガラスを使った視覚効果の活用

スペースの幅が狭い脱衣所や洗面所には、大きめの鏡を設置するのもおすすめです。鏡に写り込む壁などによって空間が広く見えるようになります。広く見せるポイントとしては、設置する鏡は、なるべく壁にピッタリとくっつけるように設置してください。また、この方法は鏡でなく、ガラスでも活用できるため、窓の設置場所を工夫してみてもよいでしょう。

スペースを有効活用する収納アイディア

収納スペースを確保するためにリノベーションを検討する方も少なくありません。リノベーションをする際に覚えておきたい収納力をあげる空間づくりのポイントを紹介します。

天井まで活かした収納

収納棚は天井までのスペースを余すことなく、設置します。また棚の高さを自由に変更できるようにしておけば、収納するものの量が増えても柔軟に対応できるようになります。

生活感のあるものを隠せるようにしておく

洗濯機など生活感のある物が視界に入ることで、狭く見えたり、散らかって見えたりします。そのようなお悩みには、洗濯機を奥行きのあるスペースに設置できるようなデザインにしておき、手前にロールカーテンやブラインドを設置して、目隠しできるようにします。

 

見せる収納と隠す収納をうまく使えば、空間が広く見えるだけでなく、すっきりした印象になるでしょう。

見せる収納には統一感をもたせる

リノベーションした後の棚や見せる収納をおしゃれに活用するためには、収納ボックスの種類やカラーを統一して使用しましょう。空間に統一感ができ、おしゃれなデザインも効果的に楽しめます。

機能性とデザイン性を両立する設備選び

リノベーションでは、デザインや間取りに目が行きがちですが、生活してみて「必要な設備が整っておらず使いづらい」とならないためには、設備選びも重要なポイントとして考えておくことが大切です。

洗面台の選び方

洗面台の工夫としては、使い勝手の良いサイズを選ぶことも大切ですが、素材選びが重要なポイントになります。例えば、洗面ボウルの素材には、おもに陶器やホーロー、人工大理石が使用されています。既製品でも造作の物でも陶器でできたものが多いですが、ホーローは汚れやにおいが付きにくいため掃除のしやすさも重視したい場合におすすめです。

収納キャビネットの選び方

収納については、これまでにも解説してきましたが、収納は「見せるものと隠しておきたいものにわけたスペースづくり」や「収納する物や量に対応できる可動式の棚」などを採用すると、何年経っても使い勝手の良い状態を保てるでしょう。

 

また、造作洗面台の場合も洗面台の下や鏡の裏を収納として効果的に使えるものにしておけば、空間を最大限に利用できる設備として活用できます。

冬も暖かい脱衣所を実現する方法

機能性を高める目的で行うことも多いリノベーションでは、おしゃれなデザインに変えたり、使い勝手を良くしたりするだけでなく、設備を充実させて快適に空間を利用する工夫も可能です。

 

例えば、脱衣所は暖房が行き届かないばかりか、窓からの隙間風により、寒いお家も少なくないでしょう。そのような場合、快適に過ごせないだけでなく、お風呂上がりに湯冷めしてしまったり、ヒートショックを引き起こしてしまったりする原因にもなります。それらを対策するために、壁材を取り替える工事も検討してみてはいかがでしょうか。

断熱材の種類と選び方

壁材を断熱効果のあるものに取り替えれば、空間の熱が逃げにくくなり、今よりもあたたかな空間をつくれます。脱衣所の壁材には、一般的にグラスウールやウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ロックウールが使用されますが、用途や環境、気候、予算などに合わせて適切な壁材を選択するようにしましょう。

 

また、予算があれば断熱材の導入以外に暖房を設置するのもおすすめです。

まとめ

脱衣所や洗面所のリノベーションでは、自分好みのデザインに空間をつくりあげられるだけでなく、収納の少なさ、狭さ、寒さなどのお悩みを解決する工夫を取り入れることで、今よりも快適な生活が手に入ります。お悩みや目的、希望、予算をバランスよく取り入れ、理想のリノベーションを実現してみてはいかがでしょうか。

 

リノベをお考えなら、イング建築設計へお気軽にお問い合わせください。